軽トラックのキッチンカーで「8ナンバー登録」をオススメする理由 - キッチンカー・移動販売車の製作ならアランボックス【京都・大阪・奈良・神戸・滋賀・和歌山】

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軽トラックのキッチンカーで「8ナンバー登録」をオススメする理由

京都のキッチンカー(移動販売車)製作販売店アランボックスです。

現在、多くの方から「軽トラックのキッチンカーは車検に通るんですか?」というご質問をいただいております。

4ナンバーと8ナンバーどちらがよいのかについて陸運局に確認したうえで、当店の考えも踏まえて記事にまとめました。

ぜひ参考にしてください。

本記事のPOINT

  • 8ナンバーならそのまま車検に通せる
  • 4ナンバーはそのままでは車検に通せない
  • 4ナンバー登録のキッチンカーが出回っている理由
  • 8ナンバー登録がオススメする理由

これからキッチンカー・移動販売車の購入をお考えの方は、ぜひ今後のキッチンカー選びにお役立てください。

軽トラックのキッチンカーは車検に通る?

結論からいうと、当店では4ナンバー登録はオススメしていません。
全車8ナンバー登録をしたうえでお客様に納車しております。

まず、軽トラックのキッチンカーは『4ナンバー』か『8ナンバー』によって『そのままで車検に通るかどうか』が異なります。

4ナンバー(小型貨物自動車)=車検に通らない

まず、4ナンバー登録のキッチンカーはそのままでは車検に通りません。

4ナンバーの場合、小型貨物自動車(軽自動車)としての登録になるので「高さ2mまで」という決まりがあるからです。

軽トラックにキッチン部分を載せると高さが約2.5mになりますので、車検前にキッチン部分(またはフード部分)を外す必要があります。

グレーなやり方なのでオススメしません。

とはいえ「完全に違法なのか?」というと現時点ではそうとは限らないようです。(理由は後ほど解説します)

8ナンバー(特殊用途自動車)=車検に通る

8ナンバー登録のキッチンカーならそのままの状態で車検に通すことができます。

キッチンを積んだ状態で車検が受けられるので、通常のカー用品店などでも車検が可能です。

検査官によって判断が変わることもなく、今後、取締が強化されて検挙されるリスクもありません。

4ナンバー登録のキッチンカーが出回っている事情とその背景

4ナンバー登録のキッチンカーも見かけますよね。
それにはいくつか理由があります。

理由1.完全に違法とはみなされないから

軽自動車の高さは2mまでと決められているものの、サーフィンボードなどの「荷物」を乗せる場合は2mを超えてもOKです。

車検の時に「これは、軽トラックにキッチンという荷物を載せているんです」という体にすれば、現時点では、車検に通してもらえるようです。

 

でも大切なのはここからです。

「荷物」とみなされるには「工具を使わずに取り外しができるかどうか」という条件があります。

キッチン部分は、ボルトナットや溶接で固定されているので、工具なしでは取り外しができないので、道路交通法を読む限り「荷物」とはみなされません。

現時点で「車検に通してもらえてるから」といっても法的には違法なので、4ナンバー登録のキッチンカーには買わないのが得策です。

理由2.工具を使わずに脱着できる構造にしているから

キッチン部分の一部(フード部分など)を工具を使わずに脱着できる構造にすることで、2mを超えた部分を荷物として扱うことができます。
一部を取り外して2m以下になれば、車検に通すことができます。

しかしながら「工具なしで取り外せるから荷物です」といっても、フードを取り外した状態ではキッチンカーとして営業できないわけですから、都道府県や、検査官によっては「不合格」とされる可能性もゼロではありません。

(都道府県によって、検査官によって、判断基準がバラバラことが多いです)

また警察署によっても解釈が異ります。
地元では取締られなくても、出店先の都道府県で取り締まられるリスクもゼロにならないので、4ナンバー登録のキッチンカーは避けたほうが無難でしょう。

理由3.販売店にとって手続きが面倒だから

8ナンバーにするのが面倒だからという理由で4ナンバーのまま販売するケースもあります。

軽トラックを8ナンバー登録するためには、新しい自動車を1台開発して登録するのと同程度の書類が必要で、手間と時間がかかるからです。

実際に当店で軽トラックのキッチンカーを8ナンバー登録手続きをした際には、

  • 車体を傾けての安全性テスト
  • 各部の長さ、車幅、重量測定
  • 内装と厨房設備の占有面積の測定

などなど、多数の試験やそのための書類作成に手間がかかりました。

4ナンバー登録だとお客様にとってリスクになりますので、面倒でも8ナンバー登録を実施しました。

キッチンカーを4ナンバー登録するメリットは“実質ない”

軽トラックのキッチンカーを4ナンバー登録するメリットよりデメリットのほうが大きいです。

4ナンバー登録のメリット・デメリットについて解説しますと、

4ナンバー登録のメリット

自動車税・任意保険料が安い

4ナンバーは「軽自動車」とみなされるので、自動車税・任意保険料といった費用が8ナンバーに比べて安価です。

※ただし車検のたびにキッチン部分を積み下ろしする工賃がかかることも考える必要があります。

高速道路のETC料金が安い

8ナンバーなどの普通自動車よりも高速代が2割ほど安価になります。
高速道路を使って出店先に行くことが多いと魅力的に感じますね。

4ナンバー登録するデメリット

車検に通らない・違法車両とみなされるリスク

先述のとおり、現時点では問題にならなくても今後も車検に通るかどうか、取締られないかどうかは別問題です。

なお現在でも、都道府県によって、検査官によって不合格になる可能性もゼロではありません。

車検期間が短い(1年ごとに受けなければいけない)

4ナンバー登録の場合1年ごとに車検が義務付けられているため、8ナンバー登録に比べて車検にかかる工賃・手数料などが2倍かかることになります。

車検期間中は営業できないため、その分の機会損失も大きくなります。

※8ナンバー登録しておけば車検は2年ごとでOKです。

車検のたびにキッチン脱着が必要

1年ごとに車検を受けなければいけないとなると、そのたびにキッチン脱着が必要になるため、その分の工賃も余計にかかってきます。

車検を断られることが多い

一般的なカー用品店やディーラーではキッチン部分の脱着の技術を持ち合わせていないため、車検を断られるケースが多いです。

たとえ車検を受けられたとしても、キッチンカーに不慣れな業者ほど何かあったときの保険をかけるの意味で、かなり高額になる傾向があります。

万一のとき、自動車保険が降りないリスク

万が一キッチンカーで交通事故を起こしてしまった場合、たとえ自動車保険に入っていても、保険会社が「違法車両です」と判断すれば保険金は降りません。
(たとえ車検に通っていて、取締の対象でなかったとしても)

そうなると払っている自動車保険料が無駄になるだけでなく、賠償金などを全額自分で背負うことになり、キッチンカーで営業するどころではなくなります。

 

このように4ナンバー登録にもメリットはありますが、デメリットのほうが圧倒的に大きいため、メリットは『実質ない』と言えます。

【まとめ】軽トラックのキッチンカーは8ナンバー登録が必須

軽トラックのキッチンカーは最初から8ナンバー登録しておくと安心です。

  • 車検がまるまる2年ついてくる
  • キッチン部分をつけたまま車検が受けられる
  • 厨房設備もすべて載せたまま車検が受けられる
  • 全国のほとんどの車屋さんで車検が受けられる
  • 法的にグレーな部分がなく、万一のときも安心

などなど、たくさんのメリットがあります。

4ナンバーが絶対ダメ、というわけではないですが、今後、余計な手間や出費、万一のことを考えると8ナンバー登録がオススメです。

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