もうすぐ暑い夏がやってきます。暑くなってくると食べたくなるのは、かき氷やアイスクリームではないでしょうか。
老若男女問わず、夏は人気が出るメニューですね。
夏に出店するキッチンカーでも、もちろん人気があるメニューです。
かき氷は、フルーツやオリジナルシロップを使った独自メニューを作っている店もあります。
また、アイスクリームもオリジナル商品を作ったり、各キッチンカーが工夫した商品を販売していることも多いです。
夏は、イベントやお祭りも多く、集客・売上が見込めます。
今回は、かき氷やアイスクリームをキッチンカーで販売する時のコツについて解説します。
夏のイベントで飛ぶように売れるかき氷・アイスクリーム
夏はイベントが多い季節です。
そのため、キッチンカーが出店するには絶好のタイミングと言えるでしょう。
このチャンスを逃さないためには、夏限定の商品を販売することが必要です。
それが、かき氷・アイスクリームになります。
イベントへの出店で、飛ぶように売れること間違いなしです。
キッチンカー(移動販売車)でかき氷・アイスクリームを販売するメリット
ここから、キッチンカーでかき氷・アイスクリームを販売するメリットを見ていきましょう。
原価率が低く利益が出やすい
原価率が低い食べ物と言われているかき氷。原価率は、約12%と言われています。
アイスクリームは、仕入れ先などを工夫することで原価率を抑えることが可能です。
食材ロスが出にくい
アイスクリームは長期保存可能なため、食材ロスになりにくいです。
実は、キッチンカー販売で利益が減ってしまう原因の1つは、食材ロスが出てしまうことと言われています。
かき氷・アイスクリームは、適切な温度で保管されていれば、劣化することもなく廃棄になる可能性が低いです。
売れ行きが今ひとつな日があったとしても、食材ロスが出ないということは大きなメリットと言えます。
提供スピードが早い
かき氷もアイスクリームも、提供方法がシンプルかつ、ややこしい工程がないため、スピーディーに提供できます。
暑い夏にお客様をお待たせすることがないのは、回転率も上がり、売上アップも期待できますね。
認知度が高い
かき氷やアイスクリームは、一般的に知られているメニューのため認知度が高いです。
お客様の立場で考えると、味がわかる商品は買うまでの心理的ハードルが低くなります。
必要設備が少ない
かき氷やアイスクリームは、誰にでも簡単に作れます。
必要な設備も少なくてすみますし、バイトを雇った場合にも道具の使い方などの指導は簡単です。
キッチンカー(移動販売車)でかき氷・アイスクリームを販売するデメリット
次に、キッチンカーでかき氷・アイスクリームを販売する時に考えられるデメリットについて考えてみましょう。
夏以外の季節は売れにくい
暑い夏は売上がいいですが、冬の売上は低迷するでしょう。
かき氷・アイスクリームを主力商品にする場合、夏以外の時期は他の商品を販売することなどを考えておく必要があります。
実際、夏以外にかき氷を販売しているキッチンカーは、ほとんどないです。
気温・天候に左右されやすい
キッチンカーの販売は、もともと天候に左右されることが多いです。
その中でも、かき氷・アイスクリームは天候に大きく左右されます。
他のメニューも作っておくなど、対策を考えておくのがベストです。
キッチンカー(移動販売車)でかき氷・アイスクリームで売れるコツ
かき氷・アイスクリームをキッチンカーで販売する場合、どういったことに気をつけると、売上アップできるかを解説します。
夏限定で販売する(夏以外は別の料理を提供)
夏以外に、かき氷を販売しているキッチンカーがほとんどないということから考えると、かき氷・アイスクリームの販売は夏のみにするのがベストです。
夏以外の季節のメニューは、かき氷・アイスクリーム以外のものを販売しましょう。
SNSに投稿したくなる盛り付けにする
若い人たちは、食べる物をSNSで検索して、食べることを決めることが多くなっています。
「写真を撮りたくなる」「SNSに載せたくなる」商品を作れば、購入したお客様が勝手に宣伝してくれるということです。
集客のためにも、SNSに投稿したくなる商品開発をしましょう。
さまざまなメニューを充実させる
かき氷・アイスクリームは定番の商品でありながら、工夫すればオリジナルの商品を作りやすいです。
アイスクリームとドリンクを組み合わせるだけでも、メニューを増やせます。
他のキッチンカーとの差別化のためにも、さまざまなメニューを充実させることは必須条件です。
キッチンカー(移動販売車)のかき氷・アイスクリーム屋に必要な設備
かき氷・アイスクリームをキッチンカーで販売する際に、必要な設備を紹介します。
冷蔵庫/冷凍庫
かき氷の氷やアイスクリームを保管する冷凍庫、トッピングの食材などを保管する冷蔵庫は必ず必要な設備です。
かき氷機
業務用のかき氷機は、ブロックアイスを使うものとキューブアイスを使うもの、2種類があります。
ブロックアイス用
ふわふわ・ふわトロの台湾風で、くちどけのよいかき氷を作れます。
刃の角度や高さを調節することで、ガリガリ食感のかき氷にも対応できます。
かき氷機に入る氷を、必ず確認して注文しましょう。
キューブアイス用
昔ながらのシャリシャリ食感のかき氷を作れます。
キューブアイスやロックアイスを使うかき氷機は、昔からのシャリシャリ食感の商品となりますが、根強い人気があります。
シャリシャリの方がふわふわ食感より溶けにくいので、屋外に出店する場合などに向いています。
クーラーボックス
電源の問題などで、冷凍庫を1日中使うのが難しい場合は、クーラーボックスの出番となります。
ただし、夏は気温が高いので、食材が溶けたり傷んだりしないように、こまめな温度管理が必要です。
傷んだ商品をお客様に提供することにならないよう、クーラーボックスを使用する際は、気をつけましょう。
キッチンカー(移動販売車)のかき氷・アイスクリーム屋におすすめの車両
かき氷・アイスクリームでキッチンカーを出店する場合、どのような車種を選ぶのがいいでしょうか?
軽トラックサイズがおすすめ
当店がおすすめするのは、軽トラックサイズです。
夏以外、他のメニューにする時にも必要な機材を設置することができます。
お祭りや公園など、かき氷やアイスクリームがよく売れそうなイベントに出店する時も、軽トラックサイズのキッチンカーなら出店しやすいでしょう。
初期費用もおさえられますし、維持費も安価です。
かき氷・アイスクリームを販売するメリットである開業資金をおさえられること、利益率がよいという利点を最大限に活かす選択肢となるでしょう。
【まとめ】キッチンカー(移動販売車)でかき氷・アイスクリームを提供しよう
夏にお祭りやイベントに出かけた時、かき氷やアイスクリームのキッチンカーを見つけたら、ワクワクしませんか?
どの世代にも愛されるかき氷・アイスクリームですが、天候や気温、季節で売上が左右されてしまいます。
かき氷・アイスクリームの商品メニューでキッチンカーを開業しようと思った時は、夏以外の季節は違うメニューを販売するかなど、最初に考えておきましょう。
お客様を笑顔にし、SNSにアップするために写真を撮ってもらうためにも、写真を撮りたくなる要素をメニューの見映えに取り入れるのがベストです。
他店もリサーチし、あなたのキッチンカーだけの独自メニューも作ることができるといいですね。
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