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キッチンカー(移動販売車)でクレープを開業したい方必見!利益を残して儲かる方法から失敗しないコツまで解説

お店の場所が限定されることなく、店主の行きたい場所、好きなところでお店を開くことが可能なキッチンカー(移動販売車)の開業を考える人が増えています。

店舗形態の飲食店より低コストで開業できると言われているキッチンカー。販売する商品としてクレープは、王道メニューといえるでしょう。

今回はキッチンカーでクレープ店を開業する場合、利益を出すコツから失敗しないコツまでを解説します。

キッチンカー(移動販売車)でクレープを開業するメリット

まずキッチンカーでクレープを販売するメリットを見ていきましょう。

お店を出せる場所が多い

イベント・スーパーなどの商業施設・観光施設・道の駅・住宅展示場のフェアなど出店できる場所が多いです。

出店する場所の候補が多いほど、売上が期待できるでしょう。

学園祭の時期には、大学などでお店を出すこともできます。

老若男女問わずに安定した人気がある

クレープは若い女性を中心に、幅広い世代に人気があります。家でお店のようなクレープを作ることは難しいため、お店が出ていれば気軽に買ってもらえるメニューとも言えます。

手軽に外で食べることができるクレープは、ワンハンドフードとしても人気があるメニューです。

オリジナルクレープが作りやすい

クレープは生地やクリームといったベース部分を含め、上にのせるフルーツなどの具材を変えることで、オリジナルメニューのクレープを作ることが簡単にできます。

季節によって変化をつけることもでき、新しいメニューを無限に作ることが可能です。

時間帯を問わず、販売しやすい

クレープはお弁当やカレーなどのキッチンカーと違い、幅広い時間帯で販売することが可能です。

食事系のキッチンカーの場合、時間限定の販売となってしまうため、販売時間が長いことは魅力のひとつでしょう。

調理の手順がシンプル

開業前に練習は必要ですが、クレープの調理工程はシンプルです。調理手順に慣れてしまえばスピーディに作ることができ、たくさん販売することが可能でしょう。

クレープのキッチンカーは軽車両でも可能

調理工程が複雑な商品のキッチンカーは大きいスペースが必要となります。しかし、クレープは軽車両のキッチンカーで販売可能です。初期費用も少なくすみ、コスト削減も期待できます。

長谷川
キッチンカーでクレープは大人気なので、多くの場所で安定して売れやすいですよ!

キッチンカー(移動販売車)でクレープを開業するデメリット

次にキッチンカーでクレープを販売する場合のデメリットを見ていきましょう。

真夏とビジネス街、高齢者が多い場所には不向き

夏は暑いので、アイスクリームの方が売れます。対策としてはアイスクリーム系のメニューを加えるといいかもしれませんね。

ビジネス街や高齢者にはクレープの需要はなさそうですので、そういった場所への出店には向いていません。

単価が安い

 

1個500円くらいが相場です。そのため、売上を上げ、利益を得るためには一個でも多く売ることが必要となります。

薄利多売路線が厳しい場合は、他店と差別化する必要があります。例えば、高級食材を使い単価を上げたり、SNSで拡散されるような商品を作ったりする必要があるでしょう。

競合が多い

 

キッチンカーのクレープ屋さんは多く、競争は厳しいです。だからこそ、しっかりと計画を立て、開店準備をする必要があります。

 

長谷川
デメリットの部分も入念にリサーチして、開店準備を綿密にする必要がありそうですね!

キッチンカー(移動販売車)でクレープはどれくらい儲かる?

一般的にキッチンカー事業者の平均年収は700万円と言われています。しかし、稼働日数、出店場所、メニューにより個人差があります。

例 クレープが1個500円の場合

クレープ1個 500円

稼働日数 25日

販売個数(平日)100個

販売個数(土日祝日)150個

500円×100個(平日売上)×16日=80万円

500円×150個(土日祝の売上)×9日=67万5千円

売上はあわせて約150万円

クレープの材料費や人件費などの経費が約60%かかった場合

150万円から90万円をひき、60万円が1ヶ月の利益となります。

ただし、アルバイトなどを雇う人数で経費の部分は大きく変わります。一般的にはキッチンカーの利益率は30〜40%と言われています。

キッチンカー(移動販売車)のクレープで利益を残すコツ

 

キッチンカーでクレープを販売する場合、少しでも多くの利益を残すコツを考えていきましょう。

回転率を上げること

注文してから焼き上げることになるクレープ。いかにスムーズにお客様を回転させるかがポイントのひとつとなります。

利益が残る価格設定

薄利多売ではなく独自商品の高級路線を目指すなど、他のキッチンカーとの差別化をし、確実に利益を残せる価格設定にすることが必要です。

独自路線の商品作り

味がおいしいということは当然ですが、SNS映えするメニューを考えるなど、他とは違う商品を考えましょう。

SNSを使った宣伝必須

クレープの場合は、Instagramなど写真が載るSNSがオススメです。でもひとつのSNSだけではなく、Twitterやブログ、Facebookなど、複数のSNSを使い、少しでも認知度を高めるようにしましょう。

売れる出店場所を確保

いい商品を作れたとしても、需要のある場所で売ることができなければ意味がありません。売れる出店場所を研究し、確実に多くの売上をあげる努力を怠らないようにしましょう。

キッチンカー(移動販売)でクレープをするために必要な資格

キッチンカーでクレープを販売するために必要な資格について見ていきましょう。

食品衛生責任者

キッチンカーを営業するには『食品衛生責任者』の資格が必要となります。

食品衛生責任者とは、食品の製造・販売を行う時に必要な国家資格です。飲食の営業を行う際には、1店舗に1人配置することが義務づけられています。

資格を取得する方法は2種類あります。

①食品衛生責任者養成講習を受講

各自治体で開催されている講習を受講し、保健所に申請することで取得可能となります。

講習は早くに予約が埋まっていることもあるため、開業時期が決まっている場合、早い段階で調べて、早めに資格を取得しておきましょう。

資格取得費用は1万円程度となります。

②下記の資格を持つ人は講習が免除となり、窓口に申請するだけで資格取得が可能

栄養士・調理師・製菓衛生師・食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者・医師・薬剤師

営業許可

キッチンカーを開業し営業するには、保健所で営業許可をとる必要があります。

全国共通ではないため、販売する地域の『営業許可証』の取得が必要です。

キッチンカーを制作する時には、各保健所のチェック項目を調べて、営業許可がおりるようにキッチンカーを作ってもらうようにしましょう。

キッチンカー(移動販売)でクレープをするための厨房設備

キッチンカーでクレープを販売するために必要な設備は『クレープ焼き機』です。

ガス式と電気式の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合った方を選びましょう。

ガス式のメリット

 

ふわっと軽く焼き上がる

火力が強いので、連続で焼き上げることが可能

ガス式のデメリット

手動で温度管理が必要

LPガスを契約しないと使えない

夏はかなり暑い

電気式のメリット

温度調節は自動で可能

火を使わないので夏でも車内は暑くならない

電気式のデメリット

 

鉄板の温度が下がりやすく、連続で焼きにくい

 

ガス式、電気式のどちらにもメリットとデメリットがあります。自分の販売スタイルにあったものを選ぶようにしましょう。

その他の厨房設備

 

 

厨房の中には、ミニコンロ・換気扇・シンク・給排水設備・給水タンク・間仕切り・冷蔵庫・扉付の収納棚などが必要です。

保健所の営業許可にも関連することとなるので、必要なものは必ず設置するようにしましょう。

キッチンカー(移動販売)のクレープをするメニューの決め方

キッチンカーでクレープを売る場合、スイーツ系のクレープを出しているところが多いです。

実際にキッチンカーでクレープを販売している店のブログやInstagramなどの情報をチェックして、どういったものが人気があるのかをリサーチするといいでしょう。

さらに実際に売っている様子を見るために、他のキッチンカーでクレープを買い、情報収集することも大切です。

若い人はクレープ片手に写真を撮ることなども多いため、見栄えの良さも大事となります。

クレープならではの変化のつけやすさを生かして、季節限定の商品を作るなど、集客を見込めるメニュー作りをしていきましょう。

キッチンカー(移動販売)のクレープでおすすめの出店場所

キッチンカーでクレープを販売する場合、お祭りや学校の文化祭などのイベント時に出店することが、売上増となりやすいです。

出店場所については、インターネットで「キッチンカー 出店募集」などの検索ワードで見つけることができます。

他にも出店場所のマッチングサイトをしている会社もあるので、マッチングサイトに登録してみるのも1つの手かもしれません。

スーパーやホームセンターなどは、休日だけでなく、平日も人が集まる場所です。出店場所の予約ができるショッピングモールもあるので、一度調べてみるといいでしょう。

道の駅やサービスエリアも重要な出店候補地となります。既存の店と被らないなどの注意が必要となりますが、すでに出店しているキッチンカーがいる場合、許可が取れる可能性は高いです。

出店場所の探し方はいろいろな方法があります。自分のキッチンカーにあった方法で出店場所を探していきましょう。

キッチンカー(移動販売)のクレープ開業で失敗しない方法

ある調査では、キッチンカーの1年以内の廃業率が30%というデータもあります。夢と希望を抱き、開業したキッチンカーを廃業することにならないよう、失敗しない方法もチェックしておきましょう。

資金繰りは余裕をもつ

初期費用をかけすぎてしまい、その後の資金計画が大変になってしまうことがあります。

開業してすぐは売上が十分に見込めるかは未知数です。初期費用はかけすぎず、資金に余裕をもって開業できるようにするのがベストです。

出店場所探しをしっかりする

1人でも開業できるキッチンカーですが、さまざまな業務を1人でこなしていくことは大変な場合もあるでしょう。

よい出店場所を確保できた場合でも、一カ所にこだわらず、さらによい出店場所を探しているキッチンカーの方が順調に売上が伸びている傾向があります。

キッチンカー仲間と交流をもつなど、日々の情報収集を怠らないようにしましょう。

客単価、メニュー作りをしっかり考える

客単価を含め、メニュー作りをしっかりとしましょう。作業工程は簡単にし、回転率をあげることも重要です。客単価も低く設定しすぎないように心がけましょう。

【まとめ】キッチンカー(移動販売)でクレープを開業しよう!

ここまでクレープのキッチンカーで開業する方法を紹介しました。いかがでしたでしょうか?

キッチンカーの一番の魅力は、普通にお店を出すよりは初期費用が抑えられることですね。

そして、自分のライフスタイルに合わせて営業し、日々違う場所で商売を行うことができるのも魅力のひとつです。

お客様との距離も近く、自分の作ったクレープで笑顔になるお客様の姿を見ることもできるかもしれません。

そして、一番大事にしてほしいのは「キッチンカーでクレープ屋さんを開業したい!」と思った気持ちです。

開業というのは、簡単なことではありません。でも、その充実感や達成感はあなたの人生にとって、代えがたい喜びになるのではないでしょうか。

考えているだけでは、人生を変えることはできません。

ぜひ素敵なキッチンカーであなたのお店を開いてみませんか?

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