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キッチンカー(移動販売車)でラーメン屋を開業しよう!メリット・デメリットや儲かるコツについて

固定店舗に比べてコストを抑えて開業できるキッチンカー(移動販売車)。老若男女問わず人気のあるラーメンを選ぶ人も多いです。
この記事では、キッチンカーでラーメン屋を開業するメリット・デメリットや成功するコツをご紹介します。

ラーメンは全国で老若男女問わず大人気

ラーメンは、老若男女を問わず広く愛されている日本の代表的な料理のひとつです。

ラーメンが人気の理由は、なんといっても美味しいから!ではないでしょうか。
また日本各地に様々なラーメンがあり、それぞれに独自の味わいを持っています。麺やスープ、トッピングなど細部にまでこだわりが感じられ、作り手の技や熱意が詰まっています。

さらに、手軽に食べられるということも人気の理由のひとつです。 特にビジネスマンや学生などは、忙しい日々の中で手軽に食べられるラーメンが大変重宝されています。麺類を好む子どもも多く、子ども連れで気軽に入れるラーメン屋さんも増えています。

美味しくて手軽に食べられるラーメンは、老若男女に人気の国民食と言えます。

キッチンカー(移動販売車)でラーメン屋をするメリット

幅広い年代に人気で、利益率もよいラーメンはキッチンカーでも人気のメニューです。
そんな人気のラーメン屋を、キッチンカーではじめるメリットをご紹介します。

提供スピードが早く、回転数が高い

ラーメンは調理時間が短くオペレーションもシンプルなので提供スピードが早く、お客様の回転率が高いことがメリットです。
ランチタイムなど多くのお客様が訪れるピーク時に、回転率のよさは武器になります。また回転率が上がることで短時間でも売上が見込めます。
オペレーションがシンプルなため、ひとりでの営業も可能です。そういったことからもラーメンはキッチンカーに向いているメニューです。

利益率が高い

飲食店では、原価率を30%以内に抑えることで利益率を高くすることが出来ます。

ラーメン1杯の原価は「タレ+スープ」「麺」「具材」の3種類の原価を足した金額になります。
原価率を30%になるようにするためには、例えば900円の醤油ラーメンの場合270円の原価となります。

醤油ラーメンの材料費の見積もりは以下の通りです。

  • タレ+スープ:約50円
  • 麺:約60円
  • 具材:約65円
  • 容器:約15円

材料費と経費を考えても利益率を上げやすいメニューと言えます。またラーメンは「タレ+スープ」「麺」「具材」があれば作れるため、原価率や利益率を読みやすいこともメリットだと言えます。
ただし、ラーメンの種類によって材料費の原価も変わってくるので、メニューはしっかりと考えて決めるようにしましょう。

時間帯に関わらず需要がある

キッチンカーの場所を選ばず出店できるという強みを活かせば、時間帯に関わらず集客できるのがラーメンの大きなメリットの一つです。

ランチタイムでも行列ができるほど人気があるラーメン。味はもちろん気軽に食べられるメニューであることから、ランチタイムにはオフィス街に出店することで集客できます。
ディナータイムにゆっくりラーメンを味わいたい人や、お酒を飲んだあとのシメとしてラーメンを食べたくなる人もいます。そのためディナータイムや深夜は繁華街や住宅街に出店することで集客できます。

幅広い世代に人気がある

日本の国民食とも言えるラーメンは、幅広い世代に人気のメニューです。

お年寄りから子どもまで老若男女に好まれ、高い人気を誇るラーメンですが、一言でラーメンと言っても、スープの味はもちろん麺の太さや硬さ、食べ方も様々なので、ジャンルによってターゲット層は異なります。そのため出店場所の選択肢も多くなります。
スイーツ系メニューのようにターゲット層が偏るメニューとは違い、幅広い世代に人気のラーメンは出店場所の選択肢も多く、売上が見込みやすいメニューと言えます。

オフィス街からイベント・フェスまで様々な場所で売れやすい

全国各地でイベントが開催されるほど人気があるラーメン。
イベントやフェスでの出店の機会が多いのもラーメンを選ぶメリットの一つです。

平日はオフィス街や繁華街で、週末や祝日はイベントやフェスで出店するなど、様々な場所で販売することが可能です。
曜日だけでなく時間帯によっても、集客が見込める場所を選んで出店することができるのは、キッチンカーでラーメン屋をするメリットです。

キッチンカー(移動販売車)でラーメン屋をするデメリット

メリットが多いキッチンカーのラーメン屋ですが、デメリットについてもご紹介します。

ライバルが多い

キッチンカーでラーメン屋をするうえで、最大のデメリットは人気メニューだからこそライバルが多いことです。

老若男女に人気のあるラーメンは、大手有名チェーン店から個人店まで全国各地にひしめき合っています。多くのお店が、駅前などの人通りの多い繁華街や国道沿いなどのアクセスがよい場所に店舗を構えています。また手軽で安価なインスタントラーメンなども強力なライバルといえます。

移動販売ができるキッチンカーだからこそのメリットを活かし、時間帯や曜日で出店場所を変えたり、味や値段で差別化をはかったり、試行錯誤を続ける必要があります。

仕込みに時間がかかる

ラーメン屋をする上で一番大変なのが「仕込み」と言われるほど、仕込みに時間と体力を使います。

スープの味にこだわったりオリジナリティを出そうとすればするほど、仕込みに時間と体力を使うことになります。ランチタイムから深夜まで営業したいと思っていても、仕込みにかかる時間や作れる量をしっかり考えておかないとうまくいきません。
オリジナリティのあるメニューを考えることが大事になりますが、手間や時間がかかりすぎるとコスパが悪くなるというデメリットも頭に入れておきましょう。

出店場所の確保にコツがいる

近年キッチンカーが増加していることもあり、人気の出店場所を確保するのが大変になっています。特に人が集まって集客が見込める出店場所は、出店費用が高かったり出店審査のハードルも高い傾向にあります。

利益をだすためには固定客を獲得することが重要になります。
しかし、出店場所が確保できず、決まった場所に出店が出来なくなると固定客の獲得も難しくなります。出店場所を確保するためには、イベントや企業、商業施設などに積極的に営業をかける必要があります。そういった営業が出来るかどうかが出店場所確保のコツです。

キッチンカー(移動販売車)のラーメン屋はどれくらい儲かる?

キッチンカーでのラーメン屋開業にあたって「収益がどれくらいになるのか」気になるところではないでしょうか。キッチンカーでのラーメン屋の平均的な収入やかかる経費はどんなものがあるのでしょうか。

ラーメン屋のキッチンカーの平均的な収入

キッチンカーで年収1,000万円以上稼ぐ人もいますが、思うように稼げず年収300万円程度の人もいます。一般的に平均収入は400〜800万円程度だと言われています。

年収に差が出てしまうのは、出店場所やメニューによる部分も大きいですが、稼ぐための努力を続けられるかどうかも重要です。
スピーディーな提供や客単価があがるメニュー構成、売れる商品の研究や売れる出店場所への出店、SNSの活用など、努力を続けることが収入アップにつながります。

年収が約400万円の場合、必要経費を除くと利益は約200〜230万円程度になります。キッチンカーで営業する上でかかる経費もしっかり確認しておきましょう。

ラーメン屋のキッチンカーでかかる主な経費

ラーメン屋のキッチンカーでかかる主な経費は下記のとおりです。

  • 食材費
  • 梱包材・消耗品費
  • 水道光熱費
  • ガソリン代
  • 交通費
  • 出店料
  • キッチンカー維持費
  • 保険料(自動車保険、PL保険等)
  • 営業許可申請手数料・更新手数料

こういったものが経費としてかかります。
定期的にかかる費用もありますが、実店舗と比べて初期費用が抑えられるため、少ない資金で開業できるのは、キッチンカーの大きなメリットです。

キッチンカー(移動販売車)のラーメン屋で成功するコツ

キッチンカーのラーメン屋で成功するコツを5つご紹介します。

オリジナリティのあるレシピでリピーターを増やす

キッチンカーのラーメン屋を成功させるためには、オリジナリティのあるレシピがカギとなります。

競合が多いメニューだからこそ「ここでしか食べられない」レシピを開発することで、他店との差別化を図ることができ、集客やリピーター獲得にもつながります。
開業前にお店のコンセプトをしっかり固めておきましょう。そしてコンセプトに合った自分の味を追求し、試行錯誤を経て自信をもって提供できるレシピを開発することが大切になります。

トッピングやサイドメニューを充実させる

トッピングやサイドメニューを充実させることも、キッチンカー(移動販売車)で成功するコツの一つです。

有料のトッピングから無料のトッピングまで、トッピングによって味も見た目も変わるのがラーメンの魅力の一つです。トッピングやサイドメニューを充実させることで個性を出すことも出来ます。また季節限定のメニューを用意することも効果的です。
トッピングやサイドメニューの充実は、お客様を飽きさせることなくリピーターにもつながる重要なポイントとなります。

 ついSNSに投稿したくなる盛り付けを意識する

思わず写真を撮りたくなってしまう!
そんなSNSに投稿したくなる盛り付けのラーメンを作ることも、集客につながる有効な手段です。

最近は飲食店を探すときにSNSで情報収集する人も増えています。SNSで検索する際、美味しそうな写真に目を奪われる人も多いのではないでしょうか。SNS映えするメニューを作ることで拡散されやすくなり、広告費をかけずに集客が見込めます。
ラーメンの味はもちろんですがSNS映えする見た目も意識したメニュー開発や盛り付けをを意識してみましょう。

おしゃれな大型タペストリやメニューで目を惹く工夫を

おしゃれな大型タペストリを用意したり、目を惹くメニューの見せ方など、キッチンカーの外装や看板も有効なアピール方法です。通りがかりの人や初めて来るお客さんが、思わず立ち寄りたくなるようなデザインを意識してみましょう。

またお店のロゴやキャッチコピーを作成し発信するなど、ブランディングによって認知度を高めることも有効です。お客さんの目を惹く工夫をすることで覚えてもらいやすくなり、集客だけでなくリピーターにも繋がります。

テイクアウトに適したメニューを作る

キッチンカーでラーメンを提供する際、テイクアウトに適したメニューを作ることも意識しましょう。

フェスやイベントなど、飲食ブースが設けられている出店場所もあれば、オフィス街や住宅街など、飲食ブースがない出店場所も多くあります。テイクアウトを基本に考えるのであれば、まぜそばや汁なしのメニューを作ることも考えておきましょう。

「持ち歩いてもこぼれにくい容器」や「麺とスープを別々に提供できる容器」、「伸びにくい麺の使用」などテイクアウトでも出来る限りの工夫が必要です。
どうすれば自分のこだわりのメニューを、美味しい状態で提供できるのか試行錯誤してみましょう。

キッチンカー(移動販売車)のラーメン屋に必要な設備

キッチンカーでラーメン屋をするために必要な設備を紹介します。

まず2021年6月の食品衛生法改正により、キッチンカーの設備基準が全国で統一になりました。都道府県ごとに異なっていた設備基準が統一されたことで、都道府県をまたぐ出店における手間や面倒の多くが解消されました。ただし、細かい基準を設けている自治体もあるため、事前に確認することをオススメします。

シンク

キッチンカーでは、手洗い専用のシンクと調理用のシンクが必要になります。またそれぞれのシンクに蛇口を設置しなければいけません。

手洗い専用の蛇口は『洗浄後の再汚染が防止できる構造の水栓であること』が求められるため、手洗い後の手が汚染されない自動式や足踏み式などの非接触型の蛇口にしましょう。
シンクの数やサイズについては保健所で確認しましょう。

給排水タンク(200L以上)

ラーメンやうどんのように「大量の水を要する調理」のメニューの場合、給排水タンクは200L以上のものが必要になります。

食品衛生法では、キッチンカーの給排水タンクの容量によって、調理可能なメニューや品数、工程が決まっています。ラーメン屋をやることを決めているのであれば、必ず給排水タンクは200L以上のものを設置しましょう。

照明・換気扇など基本設備

キッチンカーでは照明や換気扇は必須の設備となります。

キッチンカーの中で調理をすると油汚れがたまりやすく、また熱もこもりやすいため換気扇の設置は必須です。換気扇自体は手ごろな値段で購入できますが、後付けは大変なので基本仕様として換気扇が備わっている車種の購入がオススメです。

車内の明るさを保つことができる照明設備も必須です。照明の色によってお店の雰囲気を変えることもできるので、イメージに合った色や明るさを選ぶといいですね。ただし保健所によって、何ルクス以上などの基準を設けているところもあるので確認しましょう。

冷蔵庫/冷凍庫

食材を衛生的に管理するためにも、冷蔵庫・冷凍庫などの冷蔵設備を設置しましょう。

冷凍ものや生鮮食品を扱わないのであれば、家庭用の小型冷蔵庫などでも足りますが、その場合も庫内の温度が分かるように温度計を設置しましょう。

ゆで麵機

ラーメンを販売するのであればゆで麺機の導入をオススメします。

鍋と加熱機器で茹でることも可能ですが、ゆで麺機を使用した方が圧倒的に作業効率があがります。価格はどうしても高額になりますが、コスパを考えると必要な初期投資と言えます。

コンロ

スープの煮込みや温めなおし、サイドメニューの調理などで必要となるため、コンロも設置しましょう。

コンロは大きく分けて「ガスコンロ」と「電気コンロ」があります。キッチンカーで使用する場合、大量に調理する必要があるのであればガスの方が向いています。
ガスコンロにも種類があり、卓上タイプと足つきタイプがあります。限られたスペースの中で調理しなければいけないキッチンカーでは卓上タイプが向いています。
コンロをメイン調理器具として使用するのであれば業務用がオススメです。ただし、ゆで麺機を導入するのであれば家庭用のガスコンロでも足りるかもしれません。

自分のメニューと調理過程を考えたうえで適切なコンロを選びましょう。

寸胴鍋

スープを煮込むための寸胴鍋も必須となります。

ラーメンスープ30人前を用意すると28㎝の寸胴鍋が目安となります。
寸胴鍋を購入する前に、コンロの大きさも確認しておきましょう。

電源装置

キッチンカーが走行中にも冷蔵庫を稼働させることや、水道の給水ポンプなどに電源が必要となるため、電源装置も準備しましょう。

基本的には出店先で電源を確保することができますが、確保できない場合や大量に電気を必要とするときに備えて発電機や大容量バッテリーを用意しておきましょう。発電機は軽油やガソリンが必要となるため、充電式の大容量バッテリーの方が使い勝手がよいのでオススメです。

キッチンカーのラーメン屋にオススメの車両

キッチンカーのラーメン屋にオススメの車両を紹介します。

オススメは1tトラック以上

ラーメン屋をするのであれば、キッチンカーは1tトラック(中型車両)もしくは1.5t以上(大型車両)の車両を選びましょう。

ラーメン作りには大量の水を使います。そのため大容量の給排水タンクが不可欠となります。他にも冷蔵庫や大きな寸胴鍋などもあるため、スムーズな動線確保のためにもある程度の広さが必要となることから、中型車両以上が適していると言えます。

ただし大型車両になると、出店が出来ない場所も出てくるため気をつけましょう。
また中古のキッチンカーを購入する場合は、タンクのサイズも必ず確認しましょう!

オペレーションを考えた導線設計がポイント

車内の限られたスペースでラーメンを作らなければいけないため、オペレーションを考えた動線設計がポイントになります。

スピーディに提供するために、調理の工程や提供までの手順などのシュミレーションをしっかり行い、ムダの少ない動線を確認しておきましょう。そのことを踏まえたレイアウトが、実際に設備の配置などが可能かどうかも、車両選びで重要になります。

キッチンカー(移動販売車)のラーメン屋にオススメの出店場所

キッチンカーでラーメン屋を営業するのに適した出店場所を3つ紹介します。

オフィス街

オフィス街でラーメン店の行列に並ぶ会社員を多く見かけます。ラーメンの美味しさはもちろん、限られた時間でのランチタイムに気軽に食べられるラーメンは人気のメニューです。
オフィス街で決まった曜日に出店することで、人気が出れば固定客も見込めます。

フェス・イベント

全国各地でイベントが開催されるほど人気のラーメン。ラーメンイベントに出店ができ、人気が出れば、その後の集客にもつながります。またフェス会場で出店することも、多くの人にアピールするいい機会になります。
フェスやイベント会場にはキッチンカーが多数出店するため、競合が多い分需要も高いといえます。

住宅街・エントランス

ラーメンはランチだけでなく夕飯としても選ばれることも多いメニューです。
子どもにも好まれるため、家族みんなで夕飯にラーメン!という機会もあります。またお酒を飲んだあとのシメとしてラーメンを食べる人も多いため、住宅街での出店も売上が見込めるのでおすすめです。

まとめ

いかがでしたか。
キッチンカーでラーメン屋を開業するメリット・デメリットや成功するコツについて紹介しました。

キッチンカーでラーメン屋を開業することで、場所を選ばずに低コストで飲食店を開業することができます。美味しいラーメンを提供することはもちろん、SNSなどを活用することでファンを獲得するなど努力と工夫を続けていきましょう。

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